2021年10月11日更新
最近、西オーストラリア州がニューサウスウェールズ州やハイリスク地域からの入州者にコロナウイルスのワクチンを最低1回うけるもしくは証明書の提出と出発72時間以内のコロナウイルス陰性証明が必要になるという話が話題になりました。カンタスは国際線利用者には基本ワクチンパスポートが必要との考えを発表しました。
おそらく感染者数が増えるオーストラリアではこれから普通の生活でもおそらくワクチン証明が重要になってきます。実際に多くの州ではワクチンパスポートが話題になっています。
今回はオーストラリアで2回(Pfizer,ModernaもしくはAstra Zeneca) のワクチン接種後に発行されるオーストラリアのワクチン証明書のスマホへの登録方法について簡単に紹介します。
- ワクチンの2回接種
- スマホ(iPhone もしくはAndroid 端末)
- Medicare Express Plus アプリ
- MyGov アカウント
Medicare を持っている方
ワクチンを2回摂取するとMyGovからワクチン証明書が可能になったとのメールが届きます
ワクチンを2回接種が完了すると、数時間おそらく24時間以内にmyGovからCovid-19 vaccination status is available to view というメールがおくられてきます。24時間以上経っても送られてこない場合はワクチン接種をしたgpやセンターに問い合わせてみてください。

Medicare のExpress Plus アプリを開きImmunisation History にアクセスします
MedicareのExpress アプリがあればワクチン証明書が簡単に確認でき、スマホのWalletにも追加できます。アプリのホーム画面からImmunisation History を選択して過去の予防接種履歴(Immunisation History) のページに進みます。

ワクチンを受けていない、もしくは1度だけしか受けていない場合はまだCovid 19 digital certificate を登録するボタンは出ません。

2回接種後にはデジタルワクチン証明書の登録が可能になります
2回ワクチンを受けると、A Covid 19 Digital Certificate is available とView immunisation history statement の下に表示されます。

View COVID-19 digital certificate を選択するとワクチンを受けた証明証が表示され、iPhoneの場合はAdd to Apple Walletのボタンも表示されます。アンドロイドの場合はAdd to Google Payボタンが表示されます。ワクチンのデジタル証明が発行されます。オフライン用(Save Offline)も発行できます。

Add to Apple Wallet を選択するとこのデバイスにアクセスできる人が証明書を見ることができるので、証明書の保管は自己責任となりますという説明があります。Accept を選択すると、Apple Wallet にCovid-19 Digital Certificate を登録する設定にうつります。

登録するには画面右上のAddを選択します。

Apple Wallet にCovid 19 Digital Certificate の登録が完了しました。使用方法はApple Pay と全く同じです。

Medicareのアプリがない場合/もしくはパソコンからアクセスする場合
Medicareのアプリがない場合は、確定申告などで使うMyGovのアカウントにスマホ・コンピューターでアクセスしてMedicareのページにアクセスします。もしくはMyGovアクセス後のページにCovid 19 vaccination status と表示されるのでそこからリンクにアクセスします。
基本的な操作はアプリと同じです。Medicare のページからImmunisation history のページにアクセスします。ワクチン2回接種の記録があれば、View immunisation history statement (PDF)の下にA Covid 19 digital certificate is available と表示されios やandoroid のAdd to Apple Wallet もしくはGoogle Pay ボタンが表示されます。パソコンからアクセスしている場合は、PDFでワクチン証明をダウンロードできます。


他のアプリやページで確認する方法
Medicare Express アプリがない場合、Healthi App やHealthNow App(ios・アンドロイド両方でダウンロード可能)をダウンロードしてMyGov の My Health Record とリンクさせると、アプリから予防接種(Immunisation History)を簡単に確認することができます。証明書というよりは接種記録が照会できます。




ビクトリア州在住の場合
ビクトリア州在住の場合、ビクトリア州政府のService Victoria というQRコードチェックインアプリと10月11日より連携させることができるようになりました。
Medicare からスマホウォレットにワクチン証明を追加したのと同様にMedicareのImmunisation Historyにアクセスします。そうすると、Share with Check in appという項目が見つかります(10月11日より追加されました)

Share with Check in appをクリックします。Service Victoriaのアプリが見つかります。ほかの州の方はそれぞれの州のアプリが対応済みであればこのリストで見つけることができると思います。

Share をクリックすると、Add certificate のページに移ります。


Medicare がない場合
Medicare がない場合はタックスリターンなどで使用するMyGov アカウントが必要になります。
このページからMyGov Account の作り方を確認できます。:MyGOVアカウントの作り方
今日現在Medicare カードがない場合、今のところスマホでのワクチン証明書(Wallet機能)は使用できません。将来的には変わるかもしれません。

しかし、MyGov の中からIndividual Healthcare Identifiers serviceを作成すれば本人確認手続き後ワクチン証明書をpdfで発行してもらうことが可能になります。
手順
- MyGovのアカウントにアクセス
- MyGovのサービスからIndividual Healthcare Identifiers Service(IHI) で保険番号を取得
- 本人確認(パスポートもしくはオーストラリア発行運転免許証が必要)
- 個人情報を入力しIHIを作ります。
- MyGovのメインページからCovid 19 vaccination status を選択します
- そして名前を選択し、View Immunisation history statement (pdf)を選択します
他のアプリで確認する方法
Medicare Express アプリがない場合、Healthi App やHealthNow App(ios・アンドロイド両方でダウン可能)をダウンロードしてMyGov の My Health Record とリンクさせると、アプリから予防接種(Immunisation History)を簡単に確認することができます。


まとめ
ワクチン証明書の必需性はこれから増えていくと思います。旅行なり、オーストラリア国内での活動なり、ワクチン証明は接種後に簡単に登録できるので利用できるようになったらすぐ設定してみてください。
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