今回はオーストラリアの無犯罪証明書(National Police Check:ナショナルポリスチェック)の取得方法について紹介します。(ビザでの必要書類の一部ですね)
日本と違い、オーストラリアでビザを申し込んだり、仕事を申し込んだりする際には雇用主や移民局よりポリスチェックを取得するように要求されます。また日本の無犯罪証明書の取得のような指紋採取は基本的には必要なく(移民局からのリクエストがあれば別ですが)、申請も家からネットを通じて行うことが可能です。
National Police Check とは?
ナショナルポリスチェック:日本同様、過去10年にオーストラリアに1年以上滞在した場合オーストラリアでの無犯罪証明をを発行してもらうことが可能です。
どんな時に必要になるの?
- 長期間のビザ(永住権/卒業生ビザ/ディファクトビザ)
- 仕事用(政府機関で働く場合、学校の教師、警察など)
- 学校(教育関連のコースで実習を含むコースの場合)など
上記に1つでも当てはまるという場合はNational Police Check が必要になる場合が非常に高いです。
National Police Check 申請方法
必要なもの
- クレジットカード/デビットカード(Visa/Master/Amex)JCBカード
JCBカードはこの申し込みでは使用できません。 - 身分証明書(パスポートや免許証など)
- スキャナー(必要書類のスキャンで必要)
オーストラリア連邦警察(AFP)のページより申請開始
申請はオンラインより行います。Australian Federal Police (オーストラリア連邦警察)の専用ページより行います。
申請ステップスタート

身分証明書の選択
National Police Check では身分証明書のPDFもしくはJPEGのデータでファイルをアップロードしなければなりません。もちろん、カラーでのスキャンが必要です。
申込書を始めるとはじめに、どの身分証明書を使用するか選択肢の中から選択します。
身分証明書の 種類はPrimaryとSecondary に分かれています。
その際にPrimaryから最低1つ以上の証明書類を出さなければいけません。大体の人は
- Foreign Passport(current):日本の有効パスポート
- Australin Drivers License/Learner’s Permit(オーストラリアの運転免許や仮免許)
- Current(Australian Teritary Student Identification Card<大学の学生証>
Primary Document の欄から選択します。
Primary Document

Secondary Document

自分が簡単に用意できる証明書にチェック(赤丸参照)にいれて右下のTOTAL POINTSが100点を越せばクリアです。
多くの人が用意できるもの
- パスポート(70ポイント)
- クレジット/デビットカード(25ポイント)
- 光熱費もしくは通信費の支払い領収書(申請者の名前が記載されているもの)(25ポイント)
- 過去の確定申告:タックスリターンをした経験があれば、その際の(Taxation Assesment Notice)(25ポイント)
それらを組み合わせて100点を越せばOKです。

申請者情報入力

自分の個人情報やメールアドレス、NPCの取得理由などを記入選択します。その際にメール アドレスや名前などのスペルミスがないかサイド確認してください。
理由はビザの場合 Commonwealth Employment/Purposeを選んだ後に、33番Immigration/Citizenship‒ for supply to the Department of Immigration and Border Protectionを選択します。
申し込み同意+身分証明書類アップロード
全ての情報を入力してNextを押すと同意ページに行きま す。その同意ページの一番下にチェックを入れます。


追加事項と電話番号出生地を入力
申し訳ないですが、ここからの画像をスクショするのを忘れてしまいました。支払いをしてから気づいたので(泣)
以降のページでは
- 今までに入力した情報の再確認
- 新たに、連絡が取れる電話番号(携帯電話番号)の入力
- 出生地(国籍を選択)
し入力が終わったら今まで通りNEXTのボタンをクリックし次のページへと進みます。
現在住所と郵送先の入力
- Australiaに住んでいるかどうか?
- Country of Residence(現在の居住国)
- Unit/Street Name (通りやアパートの部屋番号)
- State (州)
- Postcode (郵便番号)
- Address Start Date:日/月/年の順番で(いつからここに住んでいるか)
現在オーストラリア在住の場合はオーストラリアの住所を。日本在住の場合であれば日本の住所を入力します。
郵送先が入力住所と同じであればSame as Current Residential Address のボックスにチェックをいれます
全ての手続きはオンラインで行われますが、無犯罪証明書自体は郵送で送られてきます。住所の入力など間違いなく入力しましょう。
入力内容の最終チェック(再確認)
これまでに入力/アップロードしてきたファイルや内容が全てが表示されます。再度、全ての情報が正しいものか再確認してください。全て正しければ、画面下のチェックボックスにチェックを入れて「NEXT」をクリックします。
本当にいいですね?の同意
オーストラリアの申込書は同意がたくさんあります。途中で嫌になっちゃいそうですね、でもあと一息です。
同意画面が表示されたら、チェックボックスが画面下にあるので、それにチェックをいれて、Nextをクリックします。
最終ステップ:支払い(カード情報入力)
支払いページが表示されます。使用可能カードはマスターカード/ビザカードもしくはアメリカンエクスプレスカードです。JCBは使えません。
申請費用は$42です。
PayNowをクリックすると手続き終了です。お疲れ様でした。
申請後には確認メールが届く
支払いと申し込み手続きが完了すると、AFPからメールで申し込み完了のお知らせがメールできます。何も問題等がなければ3−5日程度で郵送で証書が送られてきます。
以下のような証書が送られてきます。

まとめ
- オーストラリアの無犯罪証明書はAFP(Australian Federal Police)のサイトから申請
- 100ポイント以上の身分証明書が必要(免許書やパスポート)
- 支払いはクレジットカードもしくはデビットカードで
- 日本の無犯罪証明と違い約1週間程度で入手可能
- 指紋は移民局よりリクエストがない限り必要なし。
すみません、質問があります。
このAFP申し込んで、complete disclosure ではなく、partial disclosure が返ってきました。partialをcompleteにするにはどうするか教えて頂けないでしょうか。卒業生ビザの必要条件を満たさずに困っています。。
ご質問ありがとうございます。 ポリスチェックの結果に関してはAFPのPOLICE CHECKに直接お問い合わせいただくのがベストかと思います。インターネットで調べてみたらStandard Disclosure の場合は申し込み用途が33番でなかった可能性があります。移民局向けは33番を選択している必要があります。でもAFPに確認してみてください。